2016年08月19日
マンションの洋室の場合、特ににおいなどは感じません。感じるとすれば、合成繊維の無機質なにおいかもしれません。かつてはシックハウスなどの問題がありましたが、今は素材が限定されるなど問題は少なくなっています。
でも何か良い点が増えたわけではありません。昔ながらの和室の良いところとして、自然の香りがする素材が使われているところです。木の香りがすることがありますが、柱や天井、いたるところに木目が見られます。木の香りはすぐに消えるわけではなく、10年や20年、それ以上たっても残ります。
畳も欠かせないアイテムの一つですが、畳の香りも独特の安らぎを与えてくれます。障子であったりふすまなどに紙が使われることがありますが、これらからも自然の香りがすることがあります。落ち着いた照明などにすれば、自然の中でゆっくりくつろぐことができます。
和室にある設備として押入れがあります。元々は布団を収納するための場所として設置されていたようです。今は布団を使う人もいれば、ベッドを使う人もいます。ベッドを使う人なら布団を収納する必要はありませんからそのままこのスペースが空くことになります。
洋室の収納としてはクローゼットがあります。ウォークインクローゼットなど広く取られているところもありますが、狭かったり高さが限られているところもあります。押し入れは、2段階になっていることがあり、上段と下段に目的物を分けて収納することが可能です。このような和室の利便性は近年見直されています。例えば住宅金融普及協会の公式サイトでは「伝統的な日本家屋を見直す」という情報の中に和室の有効性が記されています。
押し入れの中には天袋と呼ばれる収納が付いていることがあります。通常の収納部分の上に、天井との間の狭いスペースにものが置けるようになっています。こちらも小物を置いたりするのに重宝する場所です。収納が多いと、部屋にものを置く必要がなくなります。
フローリングは、夏は冷たくて気持ちがよくなります。暑い時には裸足でどんどん歩くことができます。しかし冬はどうかです。空気が寒いだけでなく、床も凍り付くような冷たさのことがあります。それを防ぐために、カーペットなどを敷いたり、スリッパなどをはいて調節することがあります。
カーペットは季節ごとに取り換えたりしないといけないので面倒なこともあります。和室の特徴の一つが畳です。畳の場合、夏でも冬でもそのままで使うことができます。夏に畳の上を歩くと、ひんやり気持ちいいことがわかります。
寝そべっても同様に冷たさを感じることができます。冬はどうかですが、暖かさを感じるわけではないですが、それほど冷たいと感じるわけではありません。夏でも冬でも裸足で過ごすのに問題はありません。畳の上にカーペットなどを敷く必要はありません。